IN/OUTの確認

IN/OUTの確認の概要

IN/OUTの確認とは インアウトのチェックとは、利用者様の身体に入る水分量と、排出される量のバランスを計量することです。
IN/OUTの確認の方法 ①身体に入った量を計量する
輸液量、輸液以外の注射や内服水分量、食事量と内容、食事以外の飲水量をチェックします。
 ※細胞がエネルギー代謝などを行う際に生じる「代謝水」を考慮する必要があります。

②身体から排出された量を計量する
尿量、便の量、ドレーンやドレーンバッグ内の排液量、ガーゼ等の浸出液の量や性状をチェックします。
 ※その他、嘔吐があった場合には嘔吐物の量を計量したり、皮膚および呼気から発せられる水分である「不感蒸泄」を考慮する必要があります。
一般に、「代謝水=約350ml」「不感蒸泄=約900ml」といわれています。これをインアウトの計算式に当てはめると
(輸液量+経口摂取量+350ml)-(尿量+便+排泄液量+900ml)=     ml となります。
計量した情報を当てはめて計算してください。
IN/OUTの確認、どんな人に必要? 意識レベルが低く、食事をする事が困難な方で、発熱や頻脈、口渇、めまい、倦怠感、脱力感などの脱水が疑われる症状を呈している方。
その場でチェックする方法として3つのポイントがあります。“脱水かな?”と思った時には以下のポイントを参考にしてみてください。
①わきの下が乾いている。
②口の中や唇が乾燥している。
③腕の皮膚を持ち上げて放したときシワができたままになっている。
IN/OUTの確認の意義 “人間の体の6割は水だ”という話を聞いたことがある人は多いのではないでしょうか。これは都市伝説でもなんでもなく、我々の身体には多くの水分が含まれており、成人男性体重の60%を水分が占めています。体内の水分バランスは、水分の摂取量と排出量が同じであることで保たれており、それが排出に傾くと脱水が生じるという事になります。特に高齢者は、トイレに行きたくないから水分を摂取しなかったり、利尿剤の影響で尿量が増加し、排出に傾くことで脱水状態を呈しやすいといわれています。
インアウトが崩れている場合には医師に相談するなどして、水分バランスを整え、意識レベルの改善をはかる必要があります。バランスを崩しやすい利用者様に対しては、部屋の温度・湿度を調整したり、すぐに手が届く場所にいつも飲み物のペットボトルを準備しておくなどの対策をして脱水の予防に努めると良いでしょう。

嚥下チェッカーは、食事場面の観察から嚥下障害の可能性を提示し、誤嚥を予防することを目的に作成されたサイトです。結果に関わらず気になる症状があれば、医師または歯科医師に相談してください。
また、本サイトで提示しているトレーニングは、摂食嚥下機能訓練を行う際に選択される一般的なものを採用しています。実施に際しては、専門家と相談のうえ行うようにしてください。