バイタルチェックとは | バイタルチェックとは、脈拍・呼吸・血圧・体温などの利用者様の生命に関する基本的な情報となるバイタルサインをチェックする事です。 |
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バイタルチェックの方法 |
脈拍 ①基準値:60~100回/分です。100回/分より多い事を頻脈、60回/分未満を徐脈と呼びます。 ②測定位置:橈骨動脈(手の平を上にしたときに親指の付け根側の手首あたり) ③測定方法:人差し指・中指・薬指を橈骨動脈に軽く当て、60秒間の脈拍数をカウントします。簡略化して「15秒間脈拍数×4」または「30秒間脈拍数×2」で60秒間の脈拍数を算出する方法もあります。 呼吸 呼吸数と呼吸の状態の2つに注目します。 ①基準値:呼吸数16~20回/分。吸気よりも呼気の時間が長く、リズムが一定であれば概ね正常といえるでしょう。 ②測定方法:利用者様が呼吸数の計測を意識してしまわないよう、リラックスした状態で計測します。脈拍を測っているときに一緒に計測するなどの工夫が必要です。 血圧 ①基準値:101/61mmHg~140/90mmHg。基準値よりも高いと高血圧、低いと低血圧という事になります。さらに細かく分けると「正常高値血圧」「正常血圧」「至適血圧」の3つに分けられており、130~139/85~89mmHgの「正常高血圧」は、正常値ではあるものの高血圧になりかけている状態ですので注意が必要です。 ②測定方法:座位または横になりリラックスした状態で測定します。一般的には上腕部で測定します。 体温 ①基準値:36。0~37。0℃。体温には個人差や年齢による変化もあり、高齢者は一般的に低い値になりやすいとされています。 ②測定方法:一般的には腋の下での計測が多いのではないでしょうか。腋の下に体温計の先端を当てるように差し込み、上腕部を密着させて測ります。腋の下が汗などで濡れている場合は測定前に拭いておきましょう。 |
バイタルチェック、どんな人に必要? | 食事中に意識レベルの低下をきたし、食事を摂取することが困難な方。 |
バイタルチェックの意義 | 「意識レベルが低下している」という症状だけでは、原因と考えられる可能性のあるものが非常に多く、適切に対応できない可能性があります。特に高齢者においては、意識レベルの低下に加え、認知症などにより自身の状態をうまく伝えることが困難な方もいらっしゃるため、バイタルチェックを行い、原因を探る必要があります。バイタルサインには個人差があるため、異常を発見するためには、バイタルチェックを定期的に行い、常日頃から利用者様の普段のバイタルサインを把握しておくことが大切です。 |
嚥下チェッカーは、食事場面の観察から嚥下障害の可能性を提示し、誤嚥を予防することを目的に作成されたサイトです。結果に関わらず気になる症状があれば、医師または歯科医師に相談してください。
また、本サイトで提示しているトレーニングは、摂食嚥下機能訓練を行う際に選択される一般的なものを採用しています。実施に際しては、専門家と相談のうえ行うようにしてください。