嚥下チェッカー

舌トレーニング

舌トレーニングの動画

舌トレーニングの概要

舌トレーニングとは 舌トレーニングとは、舌の機能を維持・向上させるため、筋力増強訓練や可動域訓練を行うプログラムです。
舌トレーニングの方法 ①ストレッチ:舌の緊張を緩めるため、ガーゼ等で痛みが出ない程度に舌を引き出します。ゆっくりと左右に動かします。
②舌背拳上訓練:舌を口の天井に強く押し付けます。5秒間×3回程度行います。スプーンの背やスタッフの指を利用者様の舌の上に置き、軽く押します。その力に抵抗して舌を持ち上げ、数秒間保持してもらいます。筋力に応じて負荷を調整してください。
③舌尖拳上訓練:口を開けた状態で舌先を前歯の歯茎辺りに強く押し付けます。5秒間×3回程度行います。「タ」「ダ」「ナ」行の発音練習も舌先のトレーニングに有効です。繰り返し発音してもらい、きれいに発音できるかを確認しながら行います。
舌トレーニング、どんな人に必要? 飲み込んだ後、口の中に食べ物が残っている方や、飲み込むまで時間がかかる方。
また、「タ」「ダ」「ナ」行の発音がうまくできない方にも有効です。
舌トレーニングの意義 舌と嚥下は非常に密接につながっており、切っても切れない関係にあります。舌の筋力低下や運動不良が起こると、食事を口の中でまとめたり、送り込んだりする事が難しくなります。また、”ごっくん”と飲み込む瞬間に舌を口の天井などに押し付けて圧力をかける必要があり、舌を押し付ける力が弱くなると食事をうまく食道に運ぶことが出来ず、誤嚥しやすくなります。
舌の筋力や運動性を向上させることで誤嚥の予防となるので、しっかりと行ってください。
なお、筋力や可動域には個人差があるため、痛みや無理の無いように負荷を調整しながら行って下さい。

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嚥下チェッカーは、食事場面の観察から嚥下障害の可能性を提示し、誤嚥を予防することを目的に作成されたサイトです。結果に関わらず気になる症状があれば、医師または歯科医師に相談してください。
また、本サイトで提示しているトレーニングは、摂食嚥下機能訓練を行う際に選択される一般的なものを採用しています。実施に際しては、専門家と相談のうえ行うようにしてください。