嚥下チェッカー

生活リズム確認

生活リズム確認の概要

生活リズム確認とは 生活リズムの確認とは、利用者様の生活リズムが乱れていないか確認し、もし乱れているようであれば可能な限り規則正しいリズムへと修正し、食事自体に臨むことが出来る体制を作るプログラムです。
生活リズム確認の方法 昼間起きて夜寝るというメリハリのある生活ができるように、「昼間は日にあたる」「夜はテレビをつけっぱななしにしない」といった、できるところからの生活改善をすると良いでしょう。
睡眠薬や鎮静剤の服用が適切かどうかの確認をし、投薬内容が必要最小限となるようにしましょう。
※ポイントは以下の通りです。
・昼間の活動性を上げる
・投薬内容の見直し
・まずできるところからはじめる
生活リズム確認、どんな人に必要? 認知症の方、あるいは認知症が疑われる方を含め、食事中の意識レベルや集中力を保てない方。
生活リズム確認の意義 「食事」という生活上のイベントを考える時には、生活リズムを考慮する必要があります。生活リズムの乱れは、食行動の障害に大きく影響します。極端な例では昼夜逆転が生じており、日中の傾眠傾向があるときに食事をしようとするため「傾眠傾向で食事が止まる」などの症状が現れます。
ヒトは時計も窓もない部屋で、外部からの刺激を遮断して生活をさせると、一日を25時間のリズムで生活するといわれており、認知機能が低下した利用者様が一日中ベッドで生活していると生活リズムの乱れは必ず生じてくると言われています。
不用意な睡眠薬や鎮静剤の服用もリズムの乱れの原因となるため、投薬内容に関しても全医療者が気にかけておく必要があります。
ただし、上記のような対策を講じても生活リズムが改善しない利用者様も存在します。そういう方に対しては、リズムの改善に支援の労力を費やすのではなく、乱れたリズムであっても低栄養や誤嚥、窒息が生じないように他の方法で対応するのが現実的でしょう。

嚥下チェッカーは、食事場面の観察から嚥下障害の可能性を提示し、誤嚥を予防することを目的に作成されたサイトです。結果に関わらず気になる症状があれば、医師または歯科医師に相談してください。
また、本サイトで提示しているトレーニングは、摂食嚥下機能訓練を行う際に選択される一般的なものを採用しています。実施に際しては、専門家と相談のうえ行うようにしてください。