食事内容の説明とは | 食事内容の説明とは、食事に関するあらゆる情報を提供し、利用者様が安心して食事に臨めるように環境を設定するプログラムです。 |
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食事内容の説明の方法 | 現在が、食事をする時間であり、目の前におかれたものが利用者様の食事であるということを説明します。 |
食事内容の説明、どんな人に必要? | 認知症の方、あるいは認知症が疑われる方で食事を開始しなかったり、食事を口に運んでも口を開けてくれない方。 |
食事内容の説明の意義 | 認知症の方は、目の前に食事を置かれても、認知障害や記憶障害により「食べる物」として認知できなかったり、「食事をする時」と理解できていない場合があります。そのような場合には食べ物を口に近づけても食べる事を拒否されるといった事が多く見受けられます。目の前に置かれた物が食べ物であるということと、今はそれを食べる時間であるという事を理解してもらう必要があります。ご本人の反応を観察しながらゆっくりと説明することが大切です。 |
89歳 女性 5年程前から徐々にアルツハイマー型認知症の症状が進行してきた方です。自己摂取をされていましたが、認知症の進行とともに声かけをしないと食事を開始しなくなり、一部介助、全介助と介助量が増加、最終的には開口を拒否され、介助でも食事を摂取することに難渋していました。食事テーブルに“本日の昼食”と題して食事の内容を掲示し、食事前・食事中に説明しながら介助をすることで、開口拒否が軽減。依然として自己摂取はされないものの介助であれば全量摂取することが可能になった。
嚥下チェッカーは、食事場面の観察から嚥下障害の可能性を提示し、誤嚥を予防することを目的に作成されたサイトです。結果に関わらず気になる症状があれば、医師または歯科医師に相談してください。
また、本サイトで提示しているトレーニングは、摂食嚥下機能訓練を行う際に選択される一般的なものを採用しています。実施に際しては、専門家と相談のうえ行うようにしてください。