嚥下チェッカー

高カロリー食品の検討

高カロリー食品の検討の概要

高カロリー食品の検討とは 高カロリー食品の検討とは、利用者様がご負担なく摂取できる食事量の中で、可能な限り必要摂取カロリーを得られるように、少量で高いカロリーを摂取することが出来る食品の提供を検討するプログラムです。
高カロリー食品の検討の方法 担当医師、管理栄養士などの職種と、現在の食事摂取状況を共有し、食事内容を検討、必要があれば変更します。
高カロリー食品の検討、どんな人に必要? 食事のペースが明らかに遅く、耐久性が持続せず必要摂取カロリーが得られない方。また、食事意欲が低かったり、小食であることが原因で食事摂取量が少なく、必要摂取カロリーが得られない方。
高カロリー食品の検討の意義 1回の食事の適切な時間は、20~30分といわれており、それ以上の時間を要すると疲労の蓄積を招く場合があり、食事を途中で断念してしまう方がいらっしゃいます。また小食や食事意欲の関係から食事を途中で拒否してしまうなどの方もおられ、“高齢者の食事”では目標とする摂取カロリーを得られない事が多くみられます。利用者様の耐久性や摂取可能な食事量を考慮した食事内容の提供が重要となります。 食事ボリュームを減らして摂取カロリーを増やすとなると、必然的に食品一つあたりのカロリーを増やす必要があります。現在では、様々な種類の高カロリー食品が開発・販売されており、125mlのジュースで200kcal程度摂取する事が出来る食品も多くみられます。これは食べ物ではどら焼き一個、飲み物ではジョッキビール(500ml)に相当する摂取カロリーであるためほんの125mlという量は非常に効率的であるといえます。さらに、最近では、単に高カロリーなだけではなく、栄養補助食品と呼ばれる、亜鉛や鉄分、タンパク質など、不足しがちな栄養素を調整してくれるものまで出てきています。利用者様の状態に合わせて選択することが出来るとより良いのではないでしょうか。 ただし、高カロリー食品の中には下痢を引き起こしやすいものがあるとの報告もあり、疾患などにより提供が困難な利用者様もおられるため担当医や管理栄養士との情報共有は必須となります。

嚥下チェッカーは、食事場面の観察から嚥下障害の可能性を提示し、誤嚥を予防することを目的に作成されたサイトです。結果に関わらず気になる症状があれば、医師または歯科医師に相談してください。
また、本サイトで提示しているトレーニングは、摂食嚥下機能訓練を行う際に選択される一般的なものを採用しています。実施に際しては、専門家と相談のうえ行うようにしてください。